口の中がザラザラして違和感を感じていませんか?放っておいても大丈夫かな?とちょっと心配ですよね。そんな、口の中がザラザラなど違和感を感じているあなたの疑問にお答えします。
それでは、「口の中がザラザラする。口腔カンジダ症の原因と治療法」をご紹介いたします。
Contents
口の中がザラザラする。口腔カンジダ症の症状
口腔カンジダ症には、2つの種類があります。
■偽膜性(ぎまくせい)カンジダ症
舌や口の中の頬、上部、歯茎(歯肉)に白いコケが生えて膜ができます。
白いコケはこすると剥がれ落ち、下の粘膜は赤くなり、出血を伴うことがあります。
口の中のザラザラした感じや舌のザラザラ感などの違和感で気がつく人が多いようです。
放置しておくと、口の中全体に広がる場合もあります。
■萎縮性(いしゅくせい)カンジダ症
偽膜性カンジダ症と違い白いコケがなく、口の中の粘膜が赤くなり、ヒリヒリとした焼けるような痛みやピリピリとしたしびれる感じ、口の中がしょっぱいなどの味覚障害の症状があらわれます。
口腔カンジダ症の原因
もともとカンジダ菌は、口の中や腸など体内に存在する常在菌です。
では、なぜ常在菌であるカンジダ菌が口腔カンジダ症を発症させてしまうのでしょうか。
口腔カンジダ症の原因には次のものがあります。
■風邪や疲労で免疫力が低下
風邪や疲労で免疫力が低下すると、口の中などに常在するカンジダ菌が異状繁殖する原因となります。
■口の中の唾液減少(ドライマウス)
ドライマウスには様々な原因がありますが、口の中が乾燥することによりカンジダ菌が増殖する原因となります。
■義歯が原因
義歯の掃除不良や義理で口の中の粘膜を傷つけてしまった場合もカンジダ菌が増殖する原因となります。
■抗がん剤、ステロイドの投薬
抗がん剤やステロイドの投薬により免疫力が低下した場合もカンジダ菌が増加する原因となります。
口腔カンジダ症の治療法
まずは、口の中がザラザラするなどの口の中に違和感を感じたり、口腔カンジダ症の症状に思い当たるところがあれば、病院での診察を受けることが大切です。
その症状により、投薬治療や口の中の患部に塗布する薬などが用いられます。
治療期間は症状により異なり、1ヶ月以内に治癒するものから1年以上の長期間治療を必要とすることもあります。
まとめ
口の中がザラザラする。口腔カンジダ症の原因と治療法はどうでしたか?
体内に常在する菌でも、そのバランスが崩れることで発症してしまう口腔カンジダ症は、誰にも発症する可能性がある病気です。
日頃から口の中を清潔にして、乾燥を防ぐことでも口腔カンジダ症の予防になりますので、歯磨きをしている時などに、一緒に口の中をチェックする習慣も大切ですよ。
口腔カンジダ症は、口の中がしょっぱい、苦いなどの味覚異常を引き起こすこともあります。
口の中に味覚の違和感があるようでしたら、「口の中がしょっぱい。味覚障害の原因と治療方法」の記事で解説しておりますので、興味のある方はご覧になってくださいませ。
それでは、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!