アライグマとタヌキの違いって知っていますか?アライグマはアニメの「あらいぐまラスカル」でご存知の過方もいると思いますが、タヌキと比べて何が違うんだろう?と疑問に思いますよね?
今回はアライグマとタヌキの違いを徹底的に調べましたのでご紹介いたします。
アライグマってどんな動物
アライグマは、アメリカ合衆国、カナダ、中央アメリカを原産地とする哺乳綱食肉目アライグマ科アライグマ属に分類される哺乳類です。
外来種として、日本をはじめドイツ、フランスなどのヨーロッパ諸国、ベラルーシ、アゼルバイジャン、西インド諸島にも定着しています。
生息地は、基本的に水辺近くの森林に生息していますが、湿地、農耕地、海岸、都市部と幅広い環境に適応可能です。
泳ぐことも可能で、木登り上手などとても自由度が高い動物といえます。
アライグマは基本的に夜間に活動する夜行性ですが、昼間も活動することができます。
天敵にはオオカミ、オオヤマネコ、ピューマ、ワシミミズクなどがいます。
アライグマの身体的な特徴として、体毛は、灰褐色で、目のまわりから頬にかけて黒いまだらの模様があります。また、ふさふさの尾に黒いしま模様が特徴的です。
食べ物は、魚、果実の実、昆虫、小動物など、何でも食べる雑食性で、前足で水中に手を入れて獲物を探る姿が手を洗っているように見えることが名前の由来です。
アライグマとタヌキの違いは?
■アライグマ
■タヌキ
アライグマとタヌキは似ているので間違えられることがありますが、どこが違うのでしょうか?
まず、顔の違いとしては、アライグマの耳は白くふちどられていますが、タヌキの耳は黒くふちどられています。
アライグマの眉間(みけん)には黒いすじがありますが、タヌキにはそれがありません。
アライグマのヒゲは白いが、タヌキのひげは黒いです。
体の違いは、アライグマは、尾が長く黒いしま模様がありますが、タヌキの尾は短く模様はありません。
アライグマの手足の体毛の色は体の色と同じ灰褐色ですが、タヌキの手足の体毛の色は黒いです。
また、アライグマの手足の形は、物を掴みやすい形をしていますが、タヌキの手足の形は犬などと同じような形をしています。
最後に、アライグマとタヌキの鳴き声はまったく違いますので、次のアライグマとタヌキの鳴き声の動画を見て、聴いて違いを比べてみてください。
アライグマとタヌキの鳴き声の違いは?
アライグマとタヌキの鳴き声って聴いたことがありますか?
どちらも、不思議な声で鳴きますのでその違いを比べてみてください。
■アライグマの鳴き声
■タヌキの鳴き声
まとめ
アライグマとタヌキは似ていると言われますが、これだけ違いを上げると結構違いますよね?
アライグマもタヌキもモフモフ、ふわふわで本当にかわいいです!
ただ、アライグマはかわいいだけではなく、その適応能力から日本全国で繁殖し、各地で農作物の被害が報告されていているようです。
1970年代のアニメ「あらいぐまラスカル」でアライグマ人気に火がつき、ペットとして飼われていたものが屋外に放され野生化したものが、現在繁殖しているアライグマなのです。
かわいいだけでは済まされない問題となっているようです。
それでは、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!